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一周忌の法要には、どのようなお供え物を持参したらいいですか?

出席者で分けやすい個包装のお菓子がおすすめです。お墓参りのときのお供え物や、お供え物に関するマナーについて、詳しくご説明します。

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一周忌などの法要に招かれ、お供え物を持参する場合、小分けしやすいよう、数が多く入った個包装のお菓子などが適当です。法事が終わると、集まったお供え物を分けて「おさがり」として持ち帰るためです。出席者の年齢層が分かっていれば、例えば子供が多ければ子供にも喜ばれるようなお菓子を、年配者が多ければ和菓子を選ぶなどすると良いでしょう。

 おさがりとして分けたお供え物は、参列者が自宅まで持ち帰るので、あまり重たいものは避けます。

 

お供え物にはのしを付ける

 他の方もお供え物を持ってきますので、誰が持ってきたものか分かるようにのし紙を添えて名前を記します。のし紙は四十九日までは黒白、それ以降は双銀の結びきりの水引がプリントされたものとし、表書きは「御供」または「粗供養」などとします。

そして、お供え物は勝手に仏壇に供えず、施主の方に手渡し、御仏前にお供えしていただくようにお願いするのがマナーです。

 

お墓参りのお供え物

 お墓参りの際にも、お花・お線香・お水・果物などをお供えします。

故人が好きだったお菓子やお酒があれば、それをお供えするのも良いでしょう。

お墓参りでのお供えで注意することは、お供えをしたお菓子や食べ物は、お墓に置いていかず、必ず持ち帰るということです。そのまま置いて帰ると、カラスや鳥が食べ散らかしたり、腐ったりして、管理をされる方やまわりのお墓に迷惑をかけることになります。持ち帰って、故人を偲びながら、皆でいただくのが良いでしょう。

故人がお酒が好きだったということで、ビールなどのお酒をお墓にかける方がいらっしゃいますが、アルコールが墓石に染みを作ったりしますので、避けたほうが無難です。同様に、煙草をお供えした場合も、ヤニなどが汚れの原因になりますので必ず処分します。

お供え物の内容については、お菓子や果物が一般的とはいえ、故人を思って用意したもので、ご遺族が不快に思わなければ基本的にはなんでも良いのですが、地域によってはお供え物が決まっている(例えばお団子など)ところもあります。不安があれば年長者に確認するようにしましょう。

 

 法事法要、お墓参りやお盆などお供え物を用意する機会は思いのほか多く、どのようなものをお供えしたら良いか悩んでしまうことが意外と多いようですが、どのような場合でも、ご先祖様を大切に思う気持ちが一番大事です。マナーやしきたりを踏まえたうえで、お供え物に供養する気持ちを込められたらいいですね。

 

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