お墓参りのお花

お墓参りに造花をお供えしてもよいですか?

造花をお供えしてもかまいません。あまりお墓参りに行けない方や、花の鮮度を保つのが難しい夏場などは、造花を上手く活用するとよいでしょう。
ここでは仏花について詳しくご紹介します。
お墓参りのお花

お供えもののお花
-「仏花」

お墓参りや仏壇に供えるための花は「仏花」と呼ばれています。

「仏花」は、基本的に二束で、この1ペアのことを『1対(つい)』と呼びます。
お墓もお仏壇も、花を生けるところが両脇にありますので、仏花は『1対(つい)』で用意するのが基本となります。


 

仏花の選び方

- 種類


花の種類は、菊、ユリ、カーネーションなどが「仏花」によく使われます。

菊の茎は季節によって太い時がありますので、花束の量によっては、器に花を生けられない、ということもあるかもしれません。
花屋への注文の際には、「直径○○㎝の器に生けるので、それに入るようにして欲しい」などと伝えてみると失敗がなく安心です。

春は、アイリス・金仙花・スターチス、夏はりんどう・グラジオラス・ケイトウなどが、季節の花として使用されています。

- 色


花の色も、年々派手にする傾向にあり、5色の色を用い入れる場合は「白・黄色・紫・赤・濃いピンク」といった色をメインに、3色の色を用いる場合は「白・黄色・紫」をメインに使用するのがよいとされています。

亡くなってからあまり時間がたっていない時は、白や淡い色のものを基調とし、時間が経過すると同時に、少しずつ色がある花を用いていくようにしていきましょう。

- 仏花のタブー


また、仏花には、「バラなどトゲのある花は使わない」というしきたりがあります。
お墓参りには持って行ってはいけない花もあるので、気をつけましょう。

しかし、これもご家族が「バラが好きな人だったからバラをお供えしたい」という方針ならそれでも構いと思います。しきたりを頭に入れたうえで、故人の事を思い、故人が好きだった花を持っていくことで、心のこもった供養をすることが大事です。

 

造花を供える

頻繁にお墓参りを出来ない方には、造花を「仏花」としてお供えすることをオススメします。
心を和ませるための花が、手入れができずに腐ってしまってしまったり、それがストレスになってしまったりするのはよくありません。

造花を「仏花」としてお供えすることで、水替えも要りませんし、花の鮮度を気にすることもなくなります。
夏場は、花の鮮度を保つ事も難しいので、上手く造花も利用しましょう。


故人の事を思いながら「仏花」を選び、心のこもった供養をしましょう。
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