納骨堂

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納骨堂とは、永代供養墓の一種で、納骨堂の管理運営者が継承者の代わりに、永代に渡って供養してくれるお墓のことです。本来は身寄りのない方(お墓を継ぐ人のいない方)などを対象に用意されたものですが、最近ではライフスタイルの多様化およびその利便性の高さから、納骨堂を求められる方は年々増加傾向にあるようです。ちなみに「墓埋法(ぼまいほう:墓地、埋葬等に関する法律)」により、納骨堂が建てられる場所は決まっていて、都道府県知事からの「納骨堂」としての許可を受けている霊園・墓地などに限られています。

納骨堂のタイプ

通常のお墓とは異なり、墓石の中でなく、建物の中に納骨する、いわゆる「お墓のマンション」のような納骨堂には本当に色々なタイプがありますが、大きく以下の2つに分類されます。

(1)ロッカー型(マンション型)

ロッカーのような個々に区切られたスペースにご遺骨を安置し、そこで供養される。

ロッカー型(マンション型)

(2)霊廟[れいびょう]型

仏壇のような装飾が施された個々に区切られたスペースにご遺骨を安置し、そこで供養される。一般的にこのスペースは上段と下段に分けられており、上段は仏壇スペースで、下段は納骨スペースになっている。上段の仏壇スペースには、本尊・燭台・花立てなどが用意されている。

霊廟[れいびょう]型

納骨堂のルール(供養年数)

納骨堂は永代供養墓の一種のため、供養年数については永代供養墓と同様です。ある一定の年数(33年間や50年間など)が過ぎたら、(土などに)埋葬されることが一般的ですが、中には供養期限が無期限のものや、契約更新することで供養年数を延長できるものもあります。

※供養年数は各事業主体で異なりますので、事前に必ず確認しておきましょう。

納骨堂の価格

納骨堂の価格は永代供養墓と同様に、納骨堂のタイプ・広さや供養年数などによって、金額が異なります。通常のお墓と違って、購入する納骨スペースは既に作られているため、石材費・墓石工事費などの費用が必要ありません。そのため、通常のお墓よりも比較的安く購入することが可能です。さらに、管理費も割安である場合が多いです。

納骨堂のまとめ

  1. 納骨堂の管理運営者が継承者の代わりに供養してくれる。
  2. 「ロッカー型(マンション型)」、「霊廟[れいびょう]型」といったタイプがある。
  3. 供養年数には期限が定められていることが多い。(33年間や50年間など)
  4. 一般的に供養期限を過ぎると、(他の方のご遺骨とともに)土に埋葬される。
  5. 納骨堂のタイプ・広さや供養年数などで、金額が異なる。
  6. 通常のお墓よりも割安である場合が多い。