お墓のリフォーム

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墓石の種類(石種)にもよりますが、基本的にお墓は耐久性の高いものです。しかしながら、お墓は長い月日をかけ、日光によるシミや風雨による欠け・ひび割れ、あるいは地震によるひずみ・傾き等、じわじわと劣化していきます。劣化が確認できるようになったら、見映えだけでなく安全の面からもリフォームを検討した方が良いでしょう。 お墓のリフォームには以下のようなものがあります。

(1)建て替え・交換・追加

劣化の著しいお墓を新しいお墓に建て替えることもできますし、外柵[がいさく]・石塔[せきとう]などの部分的な交換や、塔婆立[とうばたて]や花立[はなたて]などの備品類の追加なども可能です。この墓石の建て替え・交換・追加タイミングで、和型から洋型へとデザインの変更を行ったり、石種をまったく異なったものに変更したりする方もいるようです。

建て替え・交換・追加

(2)修繕・補修

建て替え・交換するまでには至らない程度の部分的劣化(ひび割れ・傾き等)は、熟練した加工技術により、修繕・補修することができます。

修繕・補修

(3)クリーニング・研磨・掃除

石塔[せきとう]のシミや汚れを特殊洗剤によりクリーニングすることで、きれいに落とすことができ、さらに機械により研磨することで、当時のお墓の光沢を取り戻すことができます。また、お墓の周りに生えた雑草の処理などの掃除も行ってくれます。

クリーニング・研磨・掃除

(4)文字の塗り替え・追加彫り

戒名を見やすくするために文字の塗り替えを行ったり、石塔[せきとう]・墓誌[ぼし]などに家紋や文字の追加彫りを行ったりすることができます。

文字の塗り替え・追加彫り

(5)その他

お墓の周りに玉砂利[たまじゃり]を敷き詰めたり、お墓の水はけをよくするための工事を行ったりすることができます。
ちなみに、明治・大正・昭和期に建てられたお墓は、石種に「大谷石[おおやいし]」という柔らかい石が使われていたため、現在建てられるお墓よりも劣化が早いようです。

その他