渡辺沙おう [ わたなべさおう ]
生誕年月日 | 文久3年12月21日(1864年1月29日) |
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出生地 | 名古屋 |
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没年月日 | 大正5年(1916年)10月15日 |
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没地 | 東京 |
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特記事項 | 職業:書家 名:周 号:沙おう 別号:飛清閣主、清華道人、東海道人、清華 |
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経歴 | 明治時代に活躍した能書で、鶴門四天王の一人。明治時代後期、「日本書道会」などで展覧会を主宰し、書を芸術に組み入れようとした人物で、後人の育成にも力を尽くした。 幼いときから書を水谷魯堂に学び、中京でその名も高い恒川宕谷に師事。15歳にして早くも数多い門弟中、助教授に抜擢され、手本を執筆した。 上京後、日下部鳴鶴の門に入り、鳴鶴の勧めで、巌谷一六、中林梧竹を訪ねる。鳴鶴・梧竹の益を受け、特に梧竹の書論の影響を受けた。そして中国の碑帖、元・明より六朝・漢・魏に至る古典を探究し、格調の高い独自の書風を確立した。また、傍らで日本郵船に勤務する。 明治40年「日本書道会」が創立し、沙おうは野村素軒・中根半嶺・久志本梅荘らとともに幹事に選ばれた。そして、明治44年(1911年)6月、沙おう主宰の「日本書道会」第1回展覧会が、両国の回向院で開催された。40歳代に書いた楷書体の代表作「詩小雅天保」の明るく素朴な書風から、その手腕のほどが窺える。 |
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豊島区の静かで落ち着いた雰囲気の霊園
豊島区の南部に位置する東京都営の共同墓地。都内にもかかわらず、静かで落ち着いた雰囲気の漂う霊園です。 夏目漱石の小説『こゝろ』の舞台になっていると言われています。 多くの著名人がこの霊園で眠ることでも有名で、霊園管理事務所(霊園の東端、中央)に、都立雑司ヶ谷霊園に眠る著名人の紹介パンフレットが用意されています。江戸・明治・大正・昭和と、この地域で活動した文化人を通して、この地域の文化や歴史の一端に触れることができます。
渡辺沙おうの墓碑位置
1-10-2
墓情報
埋葬地名 | 都営 雑司ケ谷霊園 |
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ウェブサイト | http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index071.html |
所在地 | 東京都豊島区南池袋4-25-1 |
最寄駅 |
• 東京メトロ有楽町線「東池袋駅」徒歩約10分 • 東京メトロ地下鉄副都心線「雑司が谷駅」徒歩約10分 • JR山手線「池袋駅(東口)」徒歩約15分 • 都電荒川線「雑司ヶ谷駅」徒歩約5分 |
最寄I.C. | 首都高速都心環状線 護国寺 約5分 |
拝観時間 | 午前8時30分~午後5時15分 |
拝観料 | 無料 |
周辺情報 | 護国寺、区立中央図書館、東京大学付属植物園 |