池田菊苗  [ いけだきくなえ ]

池田菊苗
生誕年月日 1864年10月8日(元治元年9月8日)
出生地 京都
没年月日 1936年5月3日
没地  ------------- 
特記事項 職業:化学者
経歴 戦前日本の化学者で、昆布の旨み成分がグルタミン酸であることを発見した人物。
薩摩藩士池田春苗の次男として京都に生まれる。 高等師範学校教授を経て、東京帝国大学理科大学化学科の助教授になり、物理化学研究のためにドイツ・ライプチヒ大学オストワルド研究室に1年半留学する。この際、ロンドンにわたった池田は夏目漱石と同じ下宿に住み、以降交友関係を結んでいる。帰国後、東京帝国大学教授に昇進し、理学博士の学位を取得。
1907年、酸甘塩苦の4基本味以外の味成分を「うま味」と名づけ、単離研究に着手。昆布の旨み成分がグルタミン酸であることを発見し、翌年にグルタミン酸を主成分とする調味料の製造方法を発明し特許を取得。1909年5月、うまみ調味料「味の素」が鈴木製薬所(現味の素株式会社)から発売された。池田はグルタミン酸を、「具留多味酸」と表記した。
小栗旬が池田に扮した味の素社のテレビCMが放映され、一般に認知度を広めている。
高弟に鰹節のうま味成分であるイノシン酸を発見した小玉新太郎がいる。

豊島区の静かで落ち着いた雰囲気の霊園

豊島区の南部に位置する東京都営の共同墓地。都内にもかかわらず、静かで落ち着いた雰囲気の漂う霊園です。 夏目漱石の小説『こゝろ』の舞台になっていると言われています。 多くの著名人がこの霊園で眠ることでも有名で、霊園管理事務所(霊園の東端、中央)に、都立雑司ヶ谷霊園に眠る著名人の紹介パンフレットが用意されています。江戸・明治・大正・昭和と、この地域で活動した文化人を通して、この地域の文化や歴史の一端に触れることができます。


池田菊苗の墓碑位置

 ------------- 

墓情報

埋葬地名 都営 雑司ケ谷霊園
ウェブサイト http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index071.html
所在地 東京都豊島区南池袋4-25-1
最寄駅 • 東京メトロ有楽町線「東池袋駅」徒歩約10分
• 東京メトロ地下鉄副都心線「雑司が谷駅」徒歩約10分
• JR山手線「池袋駅(東口)」徒歩約15分
• 都電荒川線「雑司ヶ谷駅」徒歩約5分
最寄I.C. 首都高速都心環状線 護国寺 約5分
拝観時間 午前8時30分~午後5時15分
拝観料 無料
周辺情報 護国寺、区立中央図書館、東京大学付属植物園

周辺地図