追善供養(ついぜんくよう)

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供養=追善供養の意味で一般的に使われています。

追善供養とは

追善供養とは、亡くなった人のために、生きている者が供養することです。
供養(くよう)とは、
「サンスクリット語のプージャーまたはプージャナーの訳で、仏、菩薩、諸天などに香・華・燈明・飲食などの供物を真心から捧げること。出典:Wikipedia」
の意味があるようですが、日本においては供養=追善供養の意味で一般的に使われています。
つまり、仏壇に手をあわせたり、お経をあげたり、お供物をあげたり、法要をしたりと亡くなった方を供養する行為全般を指します。
仏壇に手をあわせる行為はいつでもできる追善供養ですが、「法要」として行われる追善供養に関しましては日が決められています。→法要の種類

追善の意味

さらに掘り下げると追善とは「善」を「追」うと書きますので、
生きている者の「善行」を亡くなった方のために「追って」与えてあげることを意味します。
つまり、自分のための「善行」ではないのです。
追善供養は追善回向(ついぜんえこう)ともいいます。
回向とは、
「自分自身の積み重ねた善根功徳を相手にふりむけて与えること。出典:Wikipedia」
という意味です。
仏道においては、「自未得度先度他(自らが救われるより先に他を救う)」の精神が重んじられているのです。
また、日本において、最初に追善供養を行なったのは聖徳太子だそうです。