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質問詳細

名義人が3親等以内の親族であれば、
どの霊園・墓地も基本的に誰でも入れると聞きましたが、

先祖のお墓を一箇所にまとめることも出来ると知人から聞きました。

一見矛盾してると感じるのですが、どちらが正しいのでしょうか?


回答1

まず、お墓の名義人について知っておいて頂きたいことがあります。お墓の名義人(祭祀継承者)とは「その死亡者の親族の合意のもとに、葬儀の喪主あるいは法事の施主を勤めたなど、現在遺骨をお守りしており、なおかつ将来にわたって遺骨及び墓所を守り管理していく立場にある者」をいいます。要するに、法律上「祭祀承継者」がお墓の名義人になります。

ご質問を二つに分けて考えて見ます。

1.名義人が3親等以内の親族であればどの霊園・墓地 も基本的に誰でも入れると聞きましたが、
2.先祖のお墓を一箇所にまとめることも出来ると知人から聞きました。

1.についてですが基本的に名義人(祭祀継承者)が承諾をすれば3親等以内に限らずどなたでも埋蔵可能だと思います。ただし、各霊園・墓地によって規定がある場合にはその規定に従うことになると思います。(民法上ではお墓の継承についての規定はありますが、特定の遺骨を埋蔵してはいけない等の規定はないと思います。)

2.について先祖のお墓を一箇所にまとめる事は可能です。ただし、その場合お墓の名義人(祭祀継承者)は一人です。複数の人がひとつのお墓の名義人(祭祀継承者)になることは出来ません。例えば、親戚一同が合意の上で共同でひとつの大きなお墓を求めてそこに各々の遺骨を埋蔵することは可能ですが、そのお墓の名義人(祭祀継承者)はあくまで一人です。Aさん、Bさん、Cさんがお金を出し合ってひとつのお墓を求めたとしても名義人(祭祀継承者)はあくまでAさん、Bさん、Cさんのうちの一人しかなれません。

以上の理由から、「どらも正しいが実際に行おうとすると色々な制約があると思われます。」というのが私の解る範囲での結論です。
お墓に関しましては、それぞれに色々異なるご事情がございますのであくまでも一般的に考えてお答えいたしましたが、的を得ていない点がございましたらご容赦下さい。ご質問ありがとうございました。

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回答者:株式会社石善/広岡 務

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