一周忌の挨拶

一周忌の挨拶について教えてください。

法事法要の施主を務める場合、挨拶をどうするか悩まれる方も多いと思います。一周忌法要の始まりから終わりの挨拶、会食時の挨拶などを詳しくご紹介します。
故人が亡くなって一年後の命日を一周忌といいます。
家族や親族のほか、故人と縁の深かった友人や知人を招いて法要を営みます。

法要は命日の当日に行うのが理想ですが、実際には参列者の都合もあり、土日や祭日に行うことが多いです。その場合は、必ず命日より早めの日に行うのが習わしです。

 

一周忌の挨拶

法事での挨拶、特に施主としての挨拶は、そう何度もあることではありませんので挨拶の仕方に頭を悩ますことが多いと思います。

 

一周忌法要 開始の挨拶


まず、集まっていただいた方々に一周忌の法要の開始を知らせる施主の挨拶としては、

「本日はご多忙中にもかかわらずお集まり下さいまして、まことにありがとうございました。これより○○の一周忌の法要を始めさせていただきます。」

など、ごく簡単に開始を伝えればよろしいでしょう。
○○の箇所に入る名前は戒名でも故人の氏名でもどちらでも結構です。
その後、僧侶へ「 それではよろしくお願いします。」と伝えます。

 

一周忌法要 読経後の挨拶


僧侶による読経が終わると会食となりますが、その際の施主の挨拶のポイントとしては

  1. 法事に参列していただいたお礼
  2. 故人のことにふれる
  3. 今後の支援を依頼し、改めてお礼を述べる


という内容を含めてお話されると良いでしょう。

ごく一般的な挨拶としては下記のようになります。

「本日は皆様お忙しい中、亡き○○の一周忌法要にお越しくださり誠にありがとうございました。
このように大勢の方々にお集まり頂き、○○もさぞかし喜んでいることと思います。
また、○○が亡くなってからこの一年、皆様にはいろいろお力添えをいただきまして、家族共々、感謝しておる次第です。
本日は格別なおもてなしも出来ませんが、心ばかりのお食事の席をご用意させていただいております。どうぞ、お時間の許す限り、ご歓談ください。本日はまことに有難うございました。」


会食が一段落したら、会の終わりを知らせる挨拶をします。

「そろそろお時間となりましたので、これにてお開きとさせて頂きたいと存じます。
これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
ささやかではございますが、お手元にお礼の品をご用意いたしました。どうぞお忘れ物の無いようにお気を付けてお帰り下さいませ。本日はありがとうございました。」

 

僧侶へお布施を渡すときの挨拶


「ご多用のところ、ご丁寧なお勤めを賜り、ありがとうございました。お陰さまで、無事に一周忌を執り行うことができました。どうぞお納めください。」

などと伝えます。

いずれの挨拶もなるべく簡潔にまとめておき、落ち付いてゆっくり話すようにします。
あらかじめ準備しておけば特に難しいことはないでしょう。
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