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一周忌には色の付いたお花をお供えしてもいいですか?

四十九日までは白一色でまとめたお花をお供えしますが、それを過ぎると淡い色を少しずつ加えていってもかまいません。お花をはじめとする一周忌のお供え物についてご説明します。
一周忌のお供え物 一周忌に出席する際はお供え物を用意しますが、どのような物を用意すればいいのか、また費用はどれくらいとすれば良いのか頭を悩ますことも多いと思います。

お供え物は故人に供える物ですので、故人の好きだった食べ物のほか、ろうそくや線香、お花、お菓子、季節の果物などが一般的です。

一周忌のお供え花

お花は、四十九日までは白一色または大半が白い色の花であしらったアレンジなどをお供えすることが多いようですが、一周忌の頃からは、次第に淡い色を加えた花をお供えするようになります。
白いお花を基調とし、淡いブルーや淡い黄色、淡いピンク色などを加えたアレンジが一般的です。
蘭や白ゆりを用いることが多いですが故人がお好きだった花があればアレンジに入れてもらうと喜ばれるでしょう。
逆に、棘のある花や香りの強いものは避けるようにします。

 

お供え物のお菓子は小分けができるほうがいい

お菓子の場合は、小分けしやすいよう、数が多く入った個包装のものを選びます。
法事が終わると、遺族が頂いたお供え物を小分けにして「おさがり」として持ち帰るためです。
子連れ世帯が多く来るのであれば、子供向けのお菓子も含め、年配の方が多ければ和菓子を用意するなど、出席者の年齢層に合わせます。
持ち運ぶことになるため、重たいものは避け法事の場にふさわしいお供え物を選びましょう。

 

お供え物の相場

お供え物の金額については、いくらという決まりはありません。
ただ法事に参列すると食事や引き出物が用意されていることが多いので、その金額に見合うようなものを選ぶのが妥当でしょう。

また、本来は品物をお供えするものですが、品物ではなく供物料(現金)を包むこともあります。
一周忌を自宅ではなく寺院で行う場合は、供物は持ち帰らなければならないので、現金のほうが喜ばれる場合もあります。
供物料の金額も、お供え物と同様に考え、1万円~2万円くらいが多いようです。

 

お供え物のマナー

お供え物の掛紙や表紙には「御供」または「御供物」と書いて、黒白又は銀色の水引をかけます。
誰が持ってきたのか分からないようでは困りますので名前も記入します。

供物料の場合は表書きは「御仏前」「御供物料」とします。そして、お供え物を自分で勝手に仏壇に供えるのはマナー違反です。
必ず施主の方に「どうぞ、ご仏前にお供えください」と一言添えたうえで、直接手渡すようにしてください。
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