水子供養

水子供養をしたいのですが、人に知られたくありません。

水子供養の方法に決まりはありません。供養する気持ちが大切ですので、お水やお線香をあげる、ぬいぐるみやおもちゃを用意する、といったご自分なりの方法も供養となります。水子供養について詳しくご紹介します。
水子供養

流産の確率は
妊娠女性の10人に一人以上

楽しみにしていた赤ちゃんを流産で亡くされた親御さんは、大きな悲しみに襲わるでしょう。実際には出産に至らず流産してしまう命は数多く、健常な女性でも10パーセント以上の確率で流産がおきます。

女性ならば誰にでも起こる可能性があり特別なことではないといっても、自分が流産してしまった場合、大きな悲しみに襲われ精神的にも肉体的にもダメージを受けます。
それが待ち望んだ子供、辛い不妊治療の末の妊娠・流産でしたらば苦しみや悲しみは計りしてれません。

流産で亡くなってしまった赤ちゃんを供養することは悲しみから立ち直り新しい1歩を踏み出すための要素かもしれません。


水子供養とは?

法律的にはこの世に産まれずに無くなってしまった胎児には戸籍もなく、妊娠11週までの場合は火葬の必要もありません。しかし、亡くなってしまった我が子のその後を案じ、できるだけの愛情を注いであげたいというのは自然な気持ちでしょう。

流産、死産・中絶、堕胎などで死亡した赤ちゃんは水子と呼ばれます。
そして、その水子のための供養を「水子供養」といいます。

“水子”とはもともとは戒名の下に付ける位号の一つです。流産や死産、ごく小さい赤ちゃんの時に亡くなった者に対して付けられます。


水子供養の方法

水子供養としてはお地蔵様をお参りして水子の成仏を願ったり、水子のために、石仏をお寺の境内に奉安し、供養してもらったりします。
また、通常の先祖供養と同様に戒名を付け、年忌供養をする方法もあります。

しかし、妊娠した自覚さえない初期流産の場合、そのような水子供養をするのにも迷いがあるかもしれません。
中には望まない妊娠の末の流産で人には知られたくない場合もあるでしょう。

流産といってもいろいろな背景がありますので、流産の供養はこうするべき、というきまりはありません。

流産の供養にかかわらず、全てそうですが、供養は形式よりも気持ちが大切です。
心の中で幸せを祈ったり、産まれていれば買ってあげたであろうぬいぐるみやおもちゃを用意してあげたり、お水と線香をあげたりするだけでも供養となるのではないでしょうか。

ただ、形をとることできちんと供養したという思いが生じ気持ちが楽になるのであれば、お寺で供養していただいたり、納骨堂へ納めていただくのも良いでしょう。


水子供養の悪徳業者に注意!

水子についてはたたりや霊などといったキーワードと共にメディアに登場することが多く、それに便乗して供養を悪徳ビジネスにしているものも散見されます。
供養を考える際はよく調べてから寺院を選ぶようにしましょう。
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